近鉄電車で大和西大寺駅に下車してファーストフード店で腹ごしらえ。
予定時間より早く来たので、久しぶりに西大寺を拝観後、初めての奥之院まで回ることにする。
西大寺には、駅からは東門が一番近い。
宗派は真言律宗総本山、山号は勝宝山。
境内の左手には池がある。
池の真ん前にある四王金堂から拝観することに。
現在のお堂は延宝2年(1674)築の東西九間、南北七間の重層建築。
四王金堂をもう一枚、斜め前から。
拝観をお願いすると四つの拝観券が一枚になっている変わった拝観券である。
ただ聚宝館(宝物殿)はこの日は拝観不可。
内部には創建当初から唯一の邪鬼が四天王像四体(国重文)を支えている。
本尊の十一面観音像(国重文)は正応2年(1289)に京都から移された像。
写真の邪鬼は増長天を踏まえる天平時代のもの(写真は買い求めた絵葉書より)
写真は四王金堂前から本堂地区に向かう参道。
右手に塔頭清浄院、池を挟んで塔頭華蔵院、塔頭増長院が続き、東門を入った右手には法寿院
がある。
写真は華蔵院の山門。
写真は増長院。
また法寿院の本堂阿弥陀堂は明暦2年(1656)築とのことだが、門は固く閉まっていて屋根部分
しか見えなかった。
境内は国名勝指定されている。
参道の右手に護摩堂が建っている。
寛永年間末期(1643)に建てられた方三間のお堂。
また聚宝館があり、鉄宝塔などの国宝がびっしりと展示されている。前回来た時に拝観したが、
今回は公開日ではないので入れなかった。
さらに西に歩くと、左手に東塔の基壇跡が残っていた。