本丸の北側にある御深井丸の庭園の中を歩いてゆく。
樹林の中に乃木倉庫(国登録)が建っていた。
乃木将軍が明治5年頃に名古屋に赴任していたことから名づけられた旧陸軍の石造火薬庫。
西北隅櫓(国重文)に出た。
屋根三重、内部三階の櫓である。
正門に向かって南に歩いて行くと、鵜の首と呼ばれる堀を内側に入れ込み道幅を狭くしてあり、
本丸への敵の侵入を阻む役割をしている。
天守横の堀沿いに歩いて西南隅櫓(国重文)に戻ってきた。
石落としが西と南に二か所あり、大正12年に修復された。
左奥に見えるのが天守閣。
西の丸の正門近くに推定樹齢600年という「必勝カヤの木」(天然記念物)がある。
初代尾張藩主徳川義直が父家康と共に大坂夏の陣に出陣の際、武勲を祈念してこのカヤの実を食べて
出陣されことにより、尾張藩主は毎年お正月にその実を食べて新年を祝ったとされる。
正門から出て名古屋城を後にする。
道路を挟んで名古屋能楽堂が建っていたので立ち寄ってみた。
平成9年に建ったばかり。
私は能楽には弱く興味が薄いので周辺を歩いてみた。
水を張った池の中に建物がある。
その南側の公園の一角に清正公の銅像が立っていた。