上野公園に出たので、噴水場を横切り上野動物園内にある五重塔(国重文)に。
外からは写真が撮れないので入場券300円を払い生まれて初めて上野動物園に入る。
火災で焼失の後、寛永16年(1639)に再建された。
三間五層の高さ36m。五層のみ銅板葺で他は瓦葺き、均整のとれた見事な塔である。
動物園の西側に出ると上野東照宮が祀られている。
石鳥居に続く総門を入る。
参道両側に石灯篭が並び、左手は牡丹園になっており、右手には神楽殿。
さらに唐門前の両側に50基の銅灯篭(国重文)が並んでおり、これは諸大名からの奉納。
唐門(国重文)は1651年築で、左甚五郎作の登り龍下り龍などの装飾も見事。
唐門前の左右併せて六基の銅灯篭(国重文)は慶安4年(1651)に徳川御三家よりの奉納。
社殿は透し塀でぐるりと囲まれている。
左手にある拝観受付から入ると大楠があり、幹回り8m、高さ25m、樹齢600年。
さらに誉権現社(お狸様)が祀られている。
金ぴかの社殿(国重文)は1651年に建てられた拝殿、幣殿、本殿が一体となった権現造。
金箔がふんだんに施されているので金色殿とも呼ばれている。その名の通り眩いばかり
の金ぴかである。
写真は本殿・幣殿を横から。
唐門を拝殿側から撮った写真。
扉の唐草格子、錦鶏鳥、銀鶏鳥などの透し彫りがよく見える。
社殿の右に「きささげの木」があり、造営時に雷除けの願いで植えられ樹齢350年。