輪王殿の隣には立派な開山堂があり、正面に独立した寺院のような門が建っている。

寺院境内のように塀を廻らし庭園風に設えてある。

 

正面に建つのが開山堂。

開山天海大僧正と尊崇していた慈恵大師良源大僧正を祀っており、

「両大師」と呼ばれている。

 

また開山堂境内には阿弥陀堂と地蔵堂、稲荷社もある。

写真阿弥陀堂。

 

写真は阿弥陀堂内部。

 

写真は地蔵堂。

 

開山堂前には「御車返しの桜」がある。

名前の由来は、後水尾天皇が桜の美しさに牛車を戻してご覧になったことから

そう呼ばれるようになった。

また一本の木に一重と八重と同時に咲くという。

 

輪王殿側に通じる簡素な門は、谷中の幸田露伴旧宅より移築したもの。

 

境内の数本の銅灯篭も見事である。