三解脱門から日比谷通りをさらに東にあるくと東京プリンスホテルがあり、
その一角に二天門(国重文)がポツンと建っている。
享保2年(1717)に吉宗が建立したもの。
絵葉書についていた江戸時代の境内図によると、二天門の奥は文昭院殿(6代家宣)の
御霊屋と有章院殿(7代家継)の御霊屋がそれぞれ中門、本殿、霊廟と長く連なっていたという。
最後に三解脱門前からの大門通りを通って途中の源興院、花岳院、心光院、
芝大神宮を回りながら帰途に就く。
三解脱門から日比谷通りを渡った角に練塀を廻らして子院広度院の境内。
明徳4年(1393)に増上寺創建時に、子院一号として創建された。
表門と練塀は登録有形文化財。写真は練塀。
隣の常照院は少し奥まったところにあり、狭い境内ながら植栽に囲まれて静かに佇んでいる。
内陣は国登録とのこと。
花岳院は石柱門を入った奥に鉄筋本堂と庫裏のみが建つ。
三解脱門前から大門通りが真っすぐに続いており、大門が建っている。
旧総門であるが、都が昭和12年に鉄筋で改築したもの。
最後に芝大明神に立ち寄る。
江戸末期から明治にかけて出店などで大変賑わったとのこと。
祭神は天照皇大御神、豊受大御神。
創建は寛弘2年(1005)。
摂社は住吉神社、末社は春日神社など14社ある。
神輿庫があったので覗いてみるがガラスに反射してうまく撮れなかった。
この日は予報に反して雨が降らなくて幸運であった。
廻り終えた途端に喉が渇いたことに気が付き、昔懐かしい世界貿易センタービル地下の
喫茶店に立ち寄って一休み。