庭園の後は内殿の外側に彫られた見事な浮彫の彫刻を堪能する。
特に東、北、南の胴羽目板の三面にびっしりと彫られた10面に及ぶ法華経説話の浮彫は圧巻である。
当時最高の名人10人によって10数年かけて完成したという。
序品「塔供養の図」 彫刻は金子光清
なお一枚板の大きさは縦1,27m、横2,27m、厚さ20cmで襖大の欅材。
2「三車火宅の図」 彫刻は木嶋江運
3「一雨等潤の図」 彫刻は石川信光
4「法師修行の図」 彫刻は横谷光一
5「多宝塔出現の図」 彫刻は石川銀次朗
6「千載給仕の図」 彫刻は加府藤正一
7「竜女成仏の図」 彫刻は山本一芳
8「病即消滅の図」 彫刻は今関光次
9「常不軽菩薩受難の図」 彫刻は小林直光
10「法師守護の図」 彫刻は加藤寅之助
最後に大きな木鼻。
素晴らしい庭園と彫刻を堪能して、境内の一つの出入り口の南大門から出る。