515日は、京都駅まで出て新幹線に乗って姫路駅に。
山陽本線に乗り換えて網干駅で下車し、聖徳太子ゆかりの太子町を歩いてきた。
メインの斑鳩寺には15年以上前に訪れているが、当時はブログも初めていないし写真も残っていないので、再度訪ねてみたくなった次第。
駅前南口からバスにと考えていたが、一日に数本しか運行してなく、停留所にはまったく人影がない。
 
北口に回ってタクシーに乗ってまず斑鳩(いかるが)寺に向かう。
この辺りは太子町であり、聖徳太子は推古天皇より播磨国に水田を賜りこれを法隆寺に寄進され、後に「法隆寺領播磨国鵤荘」となったという歴史を持つ。
よって推古天皇14(606)に聖徳太子により開基という古刹である。
入り口の仁王門(県文化)は寛文13(1673)築。ダウン
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写真は仁王像。ダウン
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仁王門前から振り返ると真っすぐに参道が続いている。ダウン
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全盛期には七堂伽藍、数十の坊舎を持つ大寺院であったが、戦国期に全焼してしまった。
その後龍野城主赤松氏の保護を受けて復興され、秀吉から300石を受け、徳川家からも朱印地を受けていた。
境内は堀と塀を廻らしている。ダウン
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仁王門から入り左手にある山王社(県文化・護摩堂)は覆屋の中にあり、明暦2(1656)築の一間社入母屋造の柿葺き。ダウン
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聖徳殿は前殿、中殿、奥殿から成る。
前殿(県文化)は旧太子堂で、五間四方で寛文5(1665)の再建。ダウン
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写真は内部。ダウン
聖徳太子十六歳像を安置している。
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大正5年に中殿と奥殿が増築された。ダウン
奥殿は銅板八角二重円堂で法隆寺夢殿を模して造られた優雅な建物。
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写真は横から聖徳殿の全体を写したもの。ダウン
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聖徳殿前殿の前に太子二歳像が立っている。ダウン
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