金堂の左手から石段を登ってゆくと多宝塔が建っており、金堂と同じく昭和9年築。
塔の周辺には余地がなくまた樹木が茂っていて塔全体がうまく撮れなかった。
内部の五大虚空菩薩像(国宝)が特別拝観できた。
買い求めた絵葉書より転写。
多宝塔から下ってゆくと龍王堂。
さらに閼伽井がある。
そのままさらに下ってゆくと小さな池の傍に地蔵院が建っている。
前に「かわら投げ」の場所があり、随分昔にY夫妻と来た時に「かわら投げ」をした記憶があるが、今回はやめる。
遠く清滝川を望む風景。
金堂前に戻ってゆくと五大堂が建っている。
入母屋造の三間堂で元和9年(1623)築。
またその真ん前に毘沙門堂。
入母屋造五間堂で同じく元和9年築。
金堂が建つまでは、このお堂が金堂であった。
その横に大師堂(国重文)がひっそりと建っている。
入母屋造の杮葺きの仏堂。
空海が唐より帰朝して大同4年(809)から14年間この寺で住持された。
その空海の住房「納涼坊」を復興させた建物。
内部には板彫弘法大師像(国重文)を安置。
時間が迫ってきたので石段を下りて、清滝川に架かる高尾橋を渡り、さらに樹木の中の道を登る参道を下って、JRバスの山城高雄バス停に急ぎ帰ってゆく。
写真は参道の風景。
この日は大津泊まりとし、お馴染みの駅前の居酒屋「えんや」で疲れをとる。