翌日、京都に向かうべく野洲駅に行くが、京都行きの電車は事故で約一時間遅れとのことで大混雑。
やはり昨日回り切れず残した野洲市の寺社巡りを優先せよとの意味だと思い定め、急遽予定を変更して上り電車に乗ってまた野洲駅に向かう。まさに一人旅の身軽さである。
野洲駅でまた荷物を預け、駅前から2号線を北東に向かって歩きまず円光寺に。
ここには10年前に訪ねたことがある。
 
円光寺境内は交差点の角地にあるが、静かな佇まいの境内である。
写真は山門。ダウン
天台真盛宗の寺院、山号は歓喜山。
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本堂(国重文)は康元2(1257)築の五間四方一重の切妻造。
木肌がそのままで温かみのあるお堂である。ダウン
本尊は聖観音菩薩(国重文、秘仏)であり、ほかに阿弥陀如来(国重文)を安置しているが拝観不可。
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本堂前に石造九重塔(国重文)が立っている。ダウン
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本堂の右手に鎮守社大行事神社が祀られている。
写真は拝殿。ダウン
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珍しい名前の神社だが、祭神は高皇産霊神。
本殿は玉垣にしっかり囲まれている。ダウン
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玉垣の隙間から撮った本殿(国重文)は、一間社流造の檜皮葺で室町時代中期築。右下矢印
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本堂の裏側に回ると土盛りされた上に樹木に囲まれ鐘楼が建っていた。左下矢印
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写真は境内の祠と石地蔵。ダウン
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