次に大御堂観音寺を予定していたが、ナビでの検索ができなかったのでパスして、蟹満寺に向かう。
今回の旅のきっかけは同行のF氏がテレビで蟹満寺の本尊釈迦如来像を見たことから始まる。ただ蟹満寺の見所は国宝の本尊だけと言っても過言ではなかろう。
写真は新しい山門。ダウン
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偶然であるがこの日は年に一日の蟹供養放生会が行われており、幟が立ち並び、狭い境内は和服姿のお嬢さん方や檀家の方々でひしめき合っていた。
幸いなことに臨時のおこわ弁当や草餅も売っていたので、供養が終わるまで昼食タイムとする。写真は境内の賑わいと新しい本堂。ダウン
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本堂は新しく、以前来た時は前の本堂正面に架かっていた蟹の彫り物が、横にそっと架かっていた。ダウン
今昔物語集の「蟹満寺縁起」の蟹の恩返しの説話がある。
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真言宗智山派の寺院、山号は普門山。
奈良朝以前に秦氏の一族によって創建された。
供養が終わったので本堂内に入り本尊釈迦如来坐像(国宝)を拝観。
高さは240cmの黒漆塗りの仏像である。
写真は買い求めた絵葉書より転写。ダウン
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写真は本堂裏の小庭園。ダウン
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写真は本堂右手裏の大師像と地蔵群。ダウン
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すぐ近くに綺原(かんばら)神社が目についたので訪ねてみた。
延喜式内社であり、綺原座伊那太比売神
神に献ずる衣服を織る技術者と養蚕技術者を祀っており、やはり秦氏ゆかりの神社であった。ダウン
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境内には小さい社殿と末社群が並んでいる。ダウン
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