本堂からは渡り廊下で三仏堂(県文化)につながっている。
永正13年(1516)に焼失後に再建されたお堂で桁行五間、梁間四間入母屋造の檜皮葺の丹塗りのお堂。屋根の反りが優美。
三仏堂からさらに左に渡り廊下で護法権現社の拝殿に繋がり、その奥に本殿が建っている。
拝殿は永禄8年(1565)の銘があり桁行三間梁間二間。
本殿は江戸時代後期築で開山武内宿祢を祀っている。
見上げると護法権現堂の裏山の巨岩に何か彫られているように見えるが修多羅岩と言われ、武内宿祢神体とされている。
護法権現堂の左手から石段を登ってゆくと鐘楼と如法行堂が並んで建っている。
鐘楼は入母屋造檜皮葺の袴腰で慶長13年(1608)築の国重文。
山伝いの小道を行くと天尊堂(稲荷社)の祠。
さらに高台に鎮守社である太郎坊大権現社が祀られている。
この高台から本堂などの堂宇を見下ろした写真。
ここから見る琵琶湖の風景は実に素晴らしい。
湖東では琵琶湖を望む一番の絶景ではなかろうか。