まだ時間に余裕があるので、翌日に予定していた野洲市の御上神社(みかみじんじゃ)を訪ねることにする。
標高432mの三上山をご神体としてその山麓に位置している。
三上山は新幹線の車窓からも眺められ、近江富士と呼ばれる円錐形の美しい山容で知られる。
また三上山といえば俵藤太の百足退治伝説でも知られる。
創建は神話時代の孝霊天皇6年と伝わり、養老2(718)に藤原不比等が勅命により現在地に遷祀した。
写真は境内入り口の鳥居。ダウン
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写真は国重文の堂々たる楼門ダウン
三間一戸の二層楼門であり入母屋造檜皮葺。康安5(1365)の墨書があり、両脇に随身像を安置している。
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拝殿(国重文)は桁行三間、梁間三間の入母屋造檜皮葺で吹きっぱなし。左下矢印
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本殿は国宝指定されており、桁行三間、梁間三間の入母屋造檜皮葺で鎌倉時代後期築と推定されているダウン。縁束石に建武4(1337)の刻銘がある。
祭神は天之御影神(天照大御神の御孫)
延喜式内社であり、三上大明神社とも呼ばれている。
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本殿左の摂社若宮神社は一間社流造の檜皮葺で鎌倉時代後期築とされ国重文。右下矢印
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本殿右の末社三宮神社は室町時代築で県文化指定。
横に天神宮神社がひっそりと並んでいる。ダウン
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他に御鍵取社、愛宕社、亀殿神社などがある。
写真は神輿庫の中の神輿。ダウン
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また社殿の左手の樹木の中に英霊奉斎殿が祀られていた。ダウン
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御上神社を後にして国道8号線を走って今夜の宿である大津市に。
ホテルにチェックインの後、大津の町に出かけて佃煮の阪本屋、和菓子鶴里堂などでお土産を買い、旧東海道を散策しながら駅前の馴染みの居酒屋で疲れをとる。