一旦、堀川通に出る。
通りに沿って南に歩くと、後花園天皇の火葬塚が目に入る。
文明2年(1470)に後花園天皇が没されたときに火葬された場所である。
その隣の扇町児童公園の傍に大応寺がある。
この辺りは9世紀初頭に壇林皇后によって悲田院(困窮者や病人の救済施設)が建てられたところとされる。
小寺のようであるが境内に入ると、狭い境内ながら庭園風にしつらえてあり実に見応えがあった。
臨済宗相国寺派の寺院、山号は金剛山。
創建は天正14年(1586)。
本堂などは文化5年(1808)以降の再建。
織部稲荷が祀られている。
さらに水火天満宮の鳥居が見えた。
正式には水火天神天満宮で、醍醐天皇の勅許を得た日本で最初の天満宮とのこと。
写真は社殿。
社殿内部。木像が二つ並んでいる。
境内には稲荷社、日大夫、金玉稲荷、玉姫弁才天、福寿大明神、玉子神石が並んで祀られていた。
