寺町商店街に戻りさらに西に歩くと、陣屋(山脇邸)があるが入り口は扉が固く閉まっている。
陣屋は姫路藩の加古川役所として宝暦2年(1752)に設けられた。明治天皇も巡幸の途中立ち寄られた。
商店街に面してその場所に陣屋という雛人形のお店があるが、どことなく由緒ある佇まいである。
写真はその近くの商店のツタの絡む家屋を裏側から。
さらに商店街のアーケードを過ぎて西に歩いていると、右手の奥まったところに神田家住宅洋館が建っている。
加古川の町巡りパンフレットにも出ていたが、こじんまりした建物なので見逃してしまいそう。
瀬戸物屋を営みレンガ・タイルも販売した明治末から大正初期築。
レンガ造りの上に鉄筋コンクリート造り二階建で地下一階の建物。
さらに西に歩くと河川加古川に出た。
その土手に加古川地蔵尊が祀られていた。
信号を渡った土手沿いに春日神社の境内が見えてきた。
文治元年(1186)頃に時の雁南庄の領主である糟谷有季が勧請したと伝わる。
祭神は武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比賣神。
写真は拝殿から奥の本殿を望む。
境内に赤い壁を持つ丸亀神社があり、その由緒が書かれていた。
勝負事の神様
赤壁稲荷、山崎稲荷などとも書かれている。
そのほか境内には大歳神社、若一王子社、地神稲荷大明神(写真)などが祭られている。