神戸の義母宅に滞在中、加古川市の寺社巡りに出かけてきた。
加古川市の寺社は5回位訪ねており、海岸沿いを中心にほとんど廻っているが、前回は加古川駅から西国街道沿いを東加古川まで歩いたが、最後の横蔵寺が判らず疲れたために未訪になっていた。
そのため、まず東加古川駅に下車して真っ直ぐに横蔵寺に。
 
横蔵寺(おうぞうじ)は白雉年間(653)に法道仙人が開基という古刹であり、光孝天皇の勅願所となり、さらに宇多天皇が出家して法皇となって潜邸として栄えたという歴史を持つ。
参道には松並木が並び、右手には池があり庭園が設えてある。ダウン
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池と庭園。ダウン
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参道の左手は墓地であるが、土を盛って小さな石を立てた、古い時代の三昧という墓が並び一種独特の景観である。掃除をしていた人に聞くと昔はここに直葬していたため無縁仏が多く、ボセンティアで整備をされているとのことであった。ダウン
なお境内一帯は播磨横倉城址である。
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写真は山門。ダウン
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山門を入ると正面に観音堂が建っている。ダウン
正保3(1646)の再建であり、十一面千手千眼観音を安置しており、秘仏で25年毎の御開帳。この観音像は運慶・快慶の合作という伝説が残る。
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失礼して観音堂内部を写す。ダウン
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観音堂の左手に建っている本堂は昭和41年築と新しく、釈迦如来を安置している。右下矢印
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境内には石仏が多く、また西国三十三霊場の観音石仏も並んでいる。左下矢印
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面白い石仏なのでパチリ。ダウン
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本堂前は枯山水庭園となっており、茶室実雲閣(写真奥)も建てられている。右下矢印
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写真は境内の水子地蔵。ダウン

他に鐘楼、稲荷社などもある。

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