西春駅から名鉄線に乗って、栄生駅で津島線に乗り換えて甚目寺駅に下車。
甚目寺(じもくじ)には10数年前に雨の中を訪ねているが、今回できれは再訪したいと願っていた。
南大門の仁王門は豪壮な楼門であり国重文。
三間一戸入母屋造の柿葺の楼門。
建久7年(1196)に源頼朝の命で梶原景時が奉行として再建された歴史的建造物。
力士像(県文化)は慶長2年(1597)に福島正則の寄進で運慶作との伝。
正面に建っている朱色の鉄筋本堂は平成4年の再建で、入母屋造の千鳥破風、向拝は唐破風となっている。派手すぎていささかがっかり。
真言宗智山派の寺院、山号は鳳凰山。
創建は推古5年(597)伝という古刹。
漁師の網にかかった観音像を祀ったのがはじまりとされる。
写真は本堂内部の内陣。
尾張四観音の一つ。
境内には小さ目のお堂が点在している。南大門を入って右側からみて行こう。
永久平和の灯と観音像、鐘楼、さらに宝物殿、不動堂と十王堂が並ぶ。
また六角堂には1000体もの地蔵菩薩が安置されている。
写真は十王堂(閻魔堂)。
十王堂の内部。
その奥に四国八十八ケ所霊場のミニチュアがびっしりと並んでいる。
さらに釈迦堂があり釈迦如来、薬師如来、御狙様を安置。
この右に駅方面への出入り口として東門(国重文)が建っている。
寛永11年(1634)の四脚門で切妻造。