鳳来寺は標高695mの鳳来寺山の頂上にあり、1500万年前の火山の名残りの岩山の上に建っている。5月には仏法僧の鳴き声で知られるコノハズラが飛来する。
宗派は真言宗五智教団、山号は煙厳山。
創建は大宝2(702)
家康の生母である於大の方が当山に参籠して家康を授けられたという伝説を知った家光が諸僧坊を建設し保護した。また850石の寺領を与え、最終的には東照宮分も含めて1350石の寺領となった。
現在の本堂は昭和49年に再建されたもの。ダウン
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本堂の左手から急石段があり、その先に旧本堂が見えるが、この石段上に大きな倒木が横たわっており進入禁止となっており、その先の鐘楼にも行けなかった。右下矢印
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表参道から別れた道を行くと龍の爪痕と岩がある。ダウン
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さらにその先の行き止りの大きな岩に胎内巡りの穴と、その入り口に歌碑と石仏がある。ダウン
この辺りは山崩れが多く倒木も道を塞いでおりその先の山道には入れない。
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参道を下りはじめるが多くの老若男女の人と行き交う。ダウン
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僧坊医王院が見えてきた。ダウン
この参道の両側には僧坊跡が沢山残っているが、この医王院は建物が残っている。
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石段が不規則でかなり高めのため足腰への負担が大きい。
この参道を登ってこなくてバスにしてよかったとつくづく感じる。左下矢印
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すぐ下に若山牧水歌碑。大正12年、15年に来山している。
「仏法僧仏法僧となく鳥の声をまねつつ飲める酒かも」ダウン
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写真は藤本院跡。ダウン
この参道の左右にこのような僧坊・塔頭跡が随分とあり、往事の道場としての繁栄の跡が窺える。
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今度は松高院が見えてきたが、門はびっしりと閉まっていた中は見えない。
続いてひときわ大きな傘杉が立っている。
樹高60m、樹齢800年だが、見上げるとちょうど傘の形をしている。左下矢印
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