「三つの堂」地区の食堂(国重文)は修行僧の寝食のための寮であった。
寛正年間(1461~66)頃の再建と推定される。
桁行15間、梁間4間の入母屋造の二階建であり、別名「長堂」と呼ばれる横長の建物。
食堂は現在は宝物殿になっており、仏像・絵画などが展示されている。
写真は五大明王像。
写真は薬師如来像。
写真は食堂から「三つの堂」地区の眺め。
正面が本多家廟所、左が大講堂、右が常行堂。
食堂と大講堂の間の奥に弁慶鏡井戸がある。
弁慶が少年時代にここで過ごしたという伝説がある。
常行堂(国重文)は大講堂に対面して建っており、中央の舞台は大講堂の釈迦三尊に舞楽を奉納するためである。
正面10間側面2間切妻造で吹きっぱなしの建物が接続している。
享徳2年(1453)の再建で、昭和38年より解体修理された。
阿弥陀如来を安置。