先ほどの国道294号線が左に折れ曲がったところに天神山(標高11m)の小山があり樹木の中、天神神社が祀られている。
この天神山は町の入り口に当たる要衝であり、城下町の形成や防御に重要な役割を果たしたとされる。
写真は石段。
写真は本殿。
写真は境内社の秋葉神社と白祐神社。
境内に正岡子規の句碑があり、明治26年7月の東北旅行の折に白河のここに立ち寄った時に詠んだ句とのこと。
「夏木立 宮ありそうな ところかな」子規
左に折れ曲がった国道を行くと、左手に奈良屋呉服店が建っている。
明治期に建てられた商家で松の木との佇まいが嬉しい。
横に馬つなぎ石が残る。
左右もう少し広く撮れば良かったと後悔する。
奈良屋横の小路を東に入ると虚空蔵堂があるが、お堂を塞ぐようにお祭りの準備のための神輿が置かれていた。
覗くと慶長6年(1601)に造られたという「鍍金装笈」が安置されていた。
写真は神輿庫内。