バス通りの「ならまち大通り」に出る手前右に正覚寺が門を開いていた。
山門を入ると細い石畳の参道の先に重層屋根の本堂が建っている。
真宗本派の寺院、山号は暁光山。
創建は慶長12年(1607)。
正覚寺前から小路を下って行くと阿弥陀寺に。
浄土宗の寺院、山号は安養山。
写真は山門前。
山門を入ると悲田院が再建されている。
さらに中門が建っている。
右奥に見えるのは客殿であり、元和8年(1622)の再建当時の姿を留めている。
中門を入ると本堂、奈良奉行大久保長安の供養塔など。
本堂は雨戸のような戸ですべて閉めているが何故なのであろう。
写真は鐘楼だが、梵鐘は吊られていない。
「ならまち大通り」に面して二基の石灯篭ある立派な山門が眼に入る
忍性が開基と伝わる十念寺である。
風呂町という地名は忍性が風呂を沸かして入湯を人々に勧めたことによる。さらに忍性は病気の人の救済施設を建て、また各地に多くの橋、道、池や井戸など造り整え社会福祉に多大な貢献をした。
浄土宗西山深草派の寺院、山号は忍性山。
正応年間(1288~93)の開基で、花園天皇の勅願所でもある。
写真は本堂、他に愛染堂、地蔵堂、金比羅堂、五輪塔などがある。