ようやく新薬師寺に到着。
南門(国重文)は表門に当たっており、切妻造りの四脚門で鎌倉時代築。左下矢印
華厳宗の寺院、山号は日輪山。
8世紀中期に光明皇后が開基。
イメージ 1
 
境内にはびっしりと白砂が敷かれ、正面に国宝本堂が建っている。
桁行七間、梁間五間の入母屋造で奈良時代築。
実にシンプルなお堂であり「シンプル・イズ・ビューティフル」の形容がピッタリの美しい建物である。
正面前には石灯篭のみが立っている。ダウン
イメージ 2
 
堂内に入ると土間になっており、中央に円形の土壇が築かれ、壇上に薬師如来坐像と十二神将がずらりと並び、補作一体を除いてすべて国宝という豪華な眺めになっている。
前に訪ねた時、その補作一体が辰年(私の干支)の守り本尊波夷羅大将と判ってがっかりしたことを思い出した。
写真はパンフレットから薬師如来像を中心とした十二神将をコピー。左下矢印
イメージ 3
 
本堂前の左手には地蔵堂、実忠和尚御歯塔、稲荷社と石仏群が並んでいる。
地蔵堂は一間四方の小堂で入母屋造、鎌倉時代築で国重文。ダウン
イメージ 4
 
実忠和尚は東大寺二月堂のお水取りを開始した人物であり、最初は十三石塔であったが今は五重石塔となっている。ダウン
イメージ 5
 
写真は稲荷社と石仏群。ダウン
イメージ 6
 
本堂への入り口前から、左の門を入ると池が広がり庭園が設えてあり、香薬師堂が建っている。
なかなか味わいのある庭園となっている。ダウン
イメージ 7
 
写真は香薬師堂。ダウン
イメージ 8
 
その隣には庫裡に通じる門が開いていた。ダウン
イメージ 9
 
本堂前の右手には鐘楼、池と龍王社が祀られている。
鐘楼は桁行三間、梁間二間の入母屋造の白漆喰塗りで、鎌倉時代築で国重文。右下矢印
イメージ 10
 
池と龍王社。ダウン
イメージ 11
 
本堂の右横には東門があるが開かずの門である。ダウン
南門よりも古く切妻造の棟門、平安時代末期から鎌倉時代初期築で国重文。
 
イメージ 12