タクシーは来た道を戻って行き有田川に架かる安諦橋辺りを過ぎてから、細い参道を登って行く。
着いた浄妙寺には山門などはない。
臨済宗妙心寺派の寺院、山号は医王山。
創建は大同2(806)、中興開山は正保4(1647)に初代藩主徳川頼宣。
写真は入り口の石垣、先に見えるのは本堂。ダウン
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まず境内の正面に薬師堂(本堂)が建っている。ダウン
三間四方の寄棟造で鎌倉時代築とされ、国重文指定。
堂内には薬師如来と両脇像、十二神将(いずれも国重文)を安置している。
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あまり広くない境内の左手奥に多宝塔が建っている。ダウン
三間造で高さは12,95m、やはり鎌倉時代築で江戸時代に改造され、国重文指定。
こんな鄙びた里に重文クラスの建物、仏像が多数あることに感激する。
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改修工事であろうか大工さんが数人おられたが、訪れる人も見当たらずまさに山寺の風情である。
方丈は江戸時代初期築とされ、写真は玄関。ダウン
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本堂の裏手に小さなお堂が建っているが地蔵堂なのであろうか。ダウン
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参道の坂道を降りて、駅に向かって歩いて行く。
途中、大通りに沿った山道を歩いていると塀を廻らした法正寺が見えたので立ち寄る。ダウン
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宗派は浄土真宗という以外は不明。
写真は本堂。ダウン
 
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