県立桐蔭高校のグランドに沿って東に歩くと、どこか古い面影を残す小路に出た。
この小路に門を開いているのが禅林寺。
高く塀を廻らして格調高い山門を持つ。
寺の境内に入ると本堂の周囲はまた塀でぐるりと囲まれて中には入れないようになっている。
このような造りの寺院をこのあと二つばかり見ることになるが、他の土地ではあまり見ない様式である。
カメラに逆光が入って見辛い写真になりご勘弁。
臨済宗妙心寺派の寺院、山号は南嶽山。
寛永元年(1624)に徳川頼宣によって創建され、以降は紀州徳川家の祈願所となった。
本堂は天保8年(1837)の再建。
玄関と道場が並んで建っている。
写真は玄関。
写真は道場。
他にほほえみ観音、みまもり地蔵、役行者堂などがある。