車は無人の道をひた走って霞ケ浦を遠望しながら行方市に入る。
尋ねた万福寺の小ぶりな仁王門は天正6(1578)に稲敷市逢善寺に建てられていたものを1724年に移築したもの。
三間一戸入母屋造の茅葺屋根は優雅であり県指定重文。ダウン
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安置されている仁王像は享保8(1723)造。ダウン
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山門から石段が続くが幅が極めて狭く、その上石段が古くて不規則なため極めて登り難かった。ダウン
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登りきると立派な阿弥陀堂(県指定重文)が建っている。ダウン
貞享4(1687)築の寄棟造の三間四方で茅葺屋根を持つ。
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厨子の中に阿弥陀三尊像(県指定重文)を安置。
唐和風折衷形式であり、内部の格天井には龍の図が描かれているという。
お堂は閉めきられており、桟唐戸のガラス窓は汚れきっており、写真をとっても反射して巧く撮れなかった。右手にわずかに厨子が見えるのみ。左下矢印
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さらに阿弥陀堂の裏に本堂が建っている。ダウン
正面の飾り絵は何であろうか。
真言宗豊山派の寺院、山号は大原山。
文治2年(1186)創建。
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本堂前の 飾り絵をアップ。ダウン
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本堂の須弥壇には阿弥陀立像が安置されていた。ダウン
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