520日の土曜日、四街道市在住のHさんと佐原駅で待ち合わせて、茨城県の鹿島灘と霞ケ浦に挟まれた鉾田市、行方市地区の寺社6ケ所を訪ねてきた。
この辺りは鹿島鉄道の廃線などで交通の便が極めて悪いため、恐らくは訪ねることは叶わないだろうと諦めていたところ、Hさんの車で案内して頂くことになった。
 
朝方の弱い私にしては珍しく6時に起床し、佐原駅1010分着の電車に乗ってHさんの車と合流する。
北浦沿いの道を走ってまず旧大洋村現鉾田市の大儀寺を目指す。
彼の車のナビでの住所検索に従って走っていると、31号線から田圃の畦道のような道に入ったが見渡すかぎり田圃ばかりであり、また道は段々と狭くなり立ち往生してしまった、
たまたま通り合わせた(まさに僥倖であった)農家の人に聞くと、もう少し先の道から入った方が良いとのこと。
ようやく寺の標識を探し当てて走るもまた判らなくなった。
迷い迷ったが、どうにか大儀寺に到着する。
 
大儀寺(だいぎじ)芭蕉ゆかりの寺として知られ、また多くの句碑が立っていることでも知られる。
写真は竹林の中の参道、句碑がならんでいる。ダウン
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写真は赤い山門。ダウン
先ほど車で迷い行き止まったところからまだ少し先に進んでいれば、山門下に出たことになる。
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山門前に金毘羅堂が建っている。ダウン
やはり句碑が並ぶ。
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山門を入ったところに仏頂禅師像と芭蕉句碑が立っていた。ダウン
貞享4(1687)に芭蕉が月見の旅に出て、親交のあった仏頂禅師のこの寺を訪れて、一泊した時の句
「寺に寝て まこと顔なる 月見哉」 芭蕉
の句碑が立っている。
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臨済宗妙心寺派の寺院、山号は宝光山。
1616年の創建。
写真は本堂、芭蕉の句にちなんだ「月見寺」の扁額が架かる。ダウン
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写真は薬師堂。ダウン
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本堂周辺を囲む竹林の中に句碑が点在している。
昭和58年に現代俳人の「百甚句」を造ったのが始まりらしく、今では179基立っているという。
句碑に囲まれて小さな芭蕉堂が建っていた。ダウン
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