それでは3月21日からの旅に話を戻します。
旅行の最終日24日は疲れと体調を考えて、京都の寺社巡りに急遽変更した。
京都の寺社は一通り有名寺を廻ったあと、今度は市内地図を片手にしらみつぶしに寺社を廻った時期もあったが、今回は久しぶりである。
取りあえず三条近くの頂妙寺とその周辺、丸太町近くの護浄院、さらに千本丸太町周辺の寺社を巡ることにしてスタートする。
駅前のバス案内所に一日周遊券を買いに行くが、外人客などが列を作って待っていた。
ここには何度も訪れているが、こんな光景は初めてである。
地下鉄市役所前から三条大橋を渡ってまず頂妙寺に。
この辺りも随分歩いたつもりであったが、頂妙寺を訪ねたのは今回が初めてであり、その大寺ぶりにびっくりする。
山門は天保7年(1836)築。
続いて建っている仁王門は三間一戸の八脚門。
扁額は「安土宗論」であり、秀吉が宗門布教の約束をしたものが掲げられている。
また仁王門通りの名前の由来になっている。
仁王像は伝雲慶作の持国天と多聞天であるが、金網越しで良く見えなかった。
正面の本堂は天保11年(1840)の再建。
日蓮宗本山であり、山号は聞法山。
文明5年(1473)に日祝が細川勝益より土地の寄進を受けて創建。
写真は彫られている本堂妻側のツルの彫刻。
広い境内に建つ堂宇を左から巡って歩くことに。
まずは最上菊神稲荷大明神。
妙見堂と浄行堂。
写真は妙見堂内部。
さらに鬼子母神堂が建っていた。