翌日は生憎の小雨模様の中、長谷寺に行くも既に梅花は終わっている様子を見て境内には入らなかった。
すぐ隣の光則寺を訪ねることにした。
光則寺には以前に二度ばかり訪ねているが、海棠を見るために立ち寄ったり、たしか孔雀が飼われていたりしたため、ゆっくり訪ねたのは今回が初めてといって良い。
光則寺は海棠、桜、梅を初めとする四季折々の花の寺でもある。
写真は山門前と梅の花。ダウン
以前に来た時は、門前の枝垂桜が満開であった。
イメージ 1
 
山門を入ると境内の真ん中に丸い植え込みと、宮沢賢治の詩碑などが立っている。右下矢印
イメージ 3

日蓮宗の寺院、山号は行時山。
1274年に日朗を開山として創建。
本堂は慶安3(1650)の再建。ダウン
イメージ 2
 
写真は本堂左手にある池と、向かい側に梅花が一本。ダウン
イメージ 4
 
日朗の土牢」との看板に誘われて本堂裏の山道を登って行く。
日蓮が佐渡に流された時、高弟日朗は捕われて、時の執権北条時頼の重臣宿屋左衛門尉光則の邸内であったこの土牢に監禁された。
しかし光則は次第に日蓮宗に心寄せることとなり、日蓮赦免後は日朗を開山として邸を寺としたのが光則寺である。
写真はその土牢跡。ダウン
イメージ 5
 
土牢の内部。ダウン
イメージ 6
 
小雨ながら雨が間断なく降り続く。
例年だとこのあと宝戒寺、鶴ヶ岡八幡宮を経て江の島の常立寺を訪ねるのだが、訪ねた時期が遅過ぎたことと小雨でもあり、これで予定を切り上げて帰途に着く。