216日、暖かさに誘われて土浦市の寺社巡りに出かけてきた。
品川駅からは直通快速に乗って土浦駅に下車。
千葉に5年も勤務していながら、どういう訳か土浦に足を踏み入れたのは生まれて初めてである。
駅前に市役所がありまた近代的な街並みにびっくりさせられる。
写真は土浦駅前の市役所から正面奥に駅舎を望む。ダウン
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まずは今日予定している中で一番遠い般若寺までタクシーの乗り、下高津の常福寺まで取って返してここでタクシーを降りて市内を南から北に寺社・史跡を巡りながら歩くことにしてスタート。
 
宍塚町にある般若寺は鄙びた田園風景の中にあり、一見したところどこにでもある門前・境内の風景である。
写真は山門。ダウン
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真言宗豊山派の寺院、山号は龍王山。
974年に平将門の次女安寿姫により尼寺として創建された。
写真は本堂。ダウン
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この寺を名高くしているのは、多くの石造物であろう。
あまり広くない境内に無造作に並んでいる。
写真は鐘楼と石造物。ダウン
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鐘楼に架かる梵鐘1275年に鋳物師丹治久友によって鋳造された。
高さ100cm、径60cmで国重文指定。ダウン
なお丹治は鎌倉大仏の鋳造を手がけた名工である。
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鐘楼の横にある六地蔵石造灯篭は室町時代造。ダウン
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法界石1253年造の雲母片岩の標石である。ダウン
寺院等の清浄な区域を表示するための標石。
表面に「大界外相」裏面に「建長五年葵牛七月二十九日」と記されているというが肉眼ではほとんど判読不可。
 
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石造五輪塔は高さ180cmの花崗岩で鎌倉時代造。
本堂裏の墓地にあるとのことだが今回は訪ね損ねた。
タクシーに乗ると生来の貧乏性のためすべて急ぎ足になってしまうため。
写真は本堂前の庭園。ダウン
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