116日から二泊三日で大阪の生駒山麓の寺社巡りに出かけてきた。
お昼過ぎに京都駅に到着。前々日からの寒波による大雪のため、京都市内はまだかなり雪が残っている。
京都冬の特別拝観を開催中の聖護院を訪ねることにした。以前に訪ねたが拝観不可だったためここだけはどうしても訪ねたかった。
 
地下鉄丸太町から久しぶりに懐かしい京都の町を歩く。
聖護院は本山修験宗の総本山であり、寛治4(1090)に創建された。
後白河天皇の皇子・静恵法親王が宮門跡として入寺以来、代々皇室・摂家より門主を迎えた門跡寺院である。
江戸時代には二度の御所の火災に際して天皇の仮皇居となっている。
写真は山門。ダウン
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写真は表玄関。ダウン
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写真は右が宸殿、中央が本堂と、広い前庭。ダウン
映画「大奥」のロケもここで行われたという。
本尊不動明王立像(重文)智証大師像(重文)、弁財天像、宇賀神像などなどが公開されていた。
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写真は宸殿ダウン
上段の間は江戸時代に光格天皇と孝明天皇が仮皇居として政務を行った場所。
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「花鳥図」「老松図」「波涛図」「鶴の図」など金地極彩色の障壁画は170面に及ぶ。
写真は拝観券をコピー。ダウン
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写真は本堂から宸殿を横向きに撮った。ダウン
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写真は本堂と書院の間の庭園。ダウン
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本堂の奥に書院がある。ダウン
御所から移築された江戸時代初期築で重文指定。
書院造りに数奇屋風を取り入れた瀟洒な建物で趣がある。
障壁画などの保存のために照明はなく、そのため奥ゆかしさが漂う。
欄間、違い棚、釘隠しなど凝った意匠。
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