善導寺を出て365号線を真っ直ぐに西にと続く道を歩いて行く。
道路は片方一車線で車の往来も多いが、左手奥には平行して城沼が見え隠れし、長い道のりの眼を楽しませてくれる。
ようやく左手に当郷神社が見えてきた。
左手に城沼を望む境内に鳥居と社殿のみ建っている。ダウン
祭神は菅原道真、八重事代主命。
正暦3(992)年創建と古い。
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小川を越えた先の左手にぐるりと塀を廻らして善長寺の境内。
正式の参道は一旦城沼沿岸まで降りてから入ることになる。
写真は山門。ダウン
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写真は山門前から城沼を望む。ダウン
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写真は参道から山門を振り返る。ダウン
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正面に建っている本堂は新築工事中であった。ダウン
曹洞宗の寺院、山号は巨法山。
大永3(1523の開山で、開基は館林城主だった赤井家範。
その後城主だった榊原忠次が生母祥霊院の供養のために伽藍を整備した。
しかし文政8(1825)に火災ですべて焼失し、現在の堂宇はすべてそれ以降に建てられた。
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境内でひときわ目立つ鐘楼堂は平成15年に建てられたばかり。ダウン
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本堂前にお辻、松女の供養碑が立っている。ダウン
榊原康政の愛妾だったお辻の方は他の妻妾の嫉妬によって侍女お松と共に城沼に身を投じた。
悲しんだ康政はその弔いのため植えたつつじが、今日の館林つつじ公園の起こりとのこと。
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また榊原忠次の母祥霊院の墓である高い印塔と石灯篭が立っている。ダウン
高さは4m89cmあり、元和9(1623)の銘がある。
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写真は安産・子育ての十一面観音堂。ダウン
なかなか立派な観音堂でお堂前からは城沼に向かって参道が続いている。
また境内には枝垂桜、水仙、ツツジなどが咲き、その季節になると大勢り見物客で賑わうとのこと。
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