今日より平素の寺社巡りのブログに戻ります。
 
昨年の11月、かねてより訪ねたいと思っていた茨城県結城市に出かけてきた。
武蔵小杉から湘南新宿ラインで小山駅まで直通電車、小山駅で水戸線に乗り換えて三つめ結城駅の次の駅である東結城駅で下車する。ここから寺社を巡りながら結城駅まで歩くことにした。
無人駅舎のみで周囲には何もなく、拍子抜けすると同時にゆったりとした気分になれる。
10分ばかり北に歩くと広い境内を持つ乗国寺に着く。
総門は延宝7年(1679)築の禅宗様切妻造りの簡素な四脚門。ダウン
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総門から山門に至る参道の両側にびっしりと小ぶりな石造羅漢像が並ぶ。
その先に赤門と呼ばれる山門(桜門)が建っている。ダウン
正徳3(1713)建立の竜宮門形式で、大正13年に下部をコンクリートに改築された。
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正面に建っている本堂は文久元年(1860)築で、前にはやはり羅漢像が並び、他に石仏や狛犬まで並んでおり誠に賑やかである。ダウン
曹洞宗の寺院、山号は見龍山。
宝徳元年(1449)に結城家13代成朝が結城合戦で戦死した12代持朝を弔うために建立。
結城家の菩提寺であり一時は1400石を領しており、江戸期には61石の朱印寺。
また江湖権與道場として栄えた。
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本堂右手の庫裡に向かっても羅漢像が並んでいる。ダウン
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その一角に蕪村句碑「北寿老仙をいたむ」が立っていた。ダウン
蕪村はここ結城市とは縁が深いことは追って述べる。
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写真は鐘楼。ダウン
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写真は六角堂。ダウン
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写真は三国観音堂で昭和36年築。ダウン
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