すぐ近くに永心寺の境内があるのでそちらも訪ねた。
山門は切妻桟瓦の高麗門だが、現在工事中で覆いがされていた。
塀などは無く開放的な境内。
本堂は寄棟造で桁行六間のしっかりした建物である。
浄土宗の寺院、山号は道法山。
二代目七日市藩主前田利意が祖母の明運尼の菩提を弔うために創建。
加賀藩の支藩である。
本堂前にはその明運尼の供養塔がある。
写真は観音堂。
写真は入母屋造の立派な鐘楼で階段まで附いている。
折角、富岡まで来たので運転手さんの言葉通り、富岡製糸場の雰囲気だけでも見ておこうと正面玄関にと向かう。
近づくにつれて車の往来が多くなり、お土産屋や飲食店がずらりと並び観光地そのものの雰囲気になっていた。
入り口で写真を撮るのみで、人の多さに恐れをなして退散する。
駅に向かう途中、富岡諏訪神社が見えたので立ち寄る。
広い境内。
創建は不詳だが、江戸期には朱印10石を授かる。
社殿は昭和9年に大改築したとのこと。
拝殿は入母屋造の桁行五間もあり、まるで寺院のような建物。
向拝の精巧な彫り物に眼を惹かれる。
1837年に再建されたとも言われる。
本殿は一間社の切妻造。
上州富岡駅に急ぎ戻り、上信電鉄に乗って高崎に向かう。
写真は近代的な上州富岡駅。