安房鴨川には現役時代に仕事で月一回行っていたが、当時は仕事オンリーで車使用だったため町の記憶が全くなく、駅頭に降りたっても見覚えのあるものは何もない。
観光案内所で聞き、とりあえず一番遠い薬王院に行き、ここから歩きながら鏡忍寺、永明寺を訪ねながら駅まで戻ることにする。
 
薬王院は駅から北にかなり離れており、まさに山寺という言葉がピッタリする。
参道らしい農道を進むとペンペン草の生えた崩れかかった石段。左下矢印
石段の途中に石地蔵が並び、さらに数段の石段の上に薬師堂が建っている。
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薬師堂1648年築、三間四方の宝形造。ダウン
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写真は薬師堂内部の厨子。ダウン
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狭い境内に建つ本堂1764年の棟札が残る。ダウン
真言宗智山派の寺院、山号は慈永山。
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写真は本堂内、欄間の彫り物。ダウン
波の伊八の若い頃の作品(1780)で「龍虎の図」。
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本堂真ん前から数段の石段があり、降りて行くも行き止り。
草に埋もれて石地蔵がポツンと立っていた。ダウン
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