電車に乗って安房小湊駅から一つ安房鴨川寄りの安房天津駅で下車。
やはり日蓮ゆかりの清澄寺を訪ねる。
駅前には何もなく、清澄寺へのバスは二時間に一本位しかない。
そのため行きはタクシーで、帰りはバスに乗ることにし、タクシーを呼んで清澄寺に向かう。
この町のタクシーは運転手さんが各自携帯電話を持ち、客からの呼び出しに応じているとのこと。
だから各自で電話を受けた客が優先となり、後から電話しても先に乗れることもある。
つまり事務所には誰もいないとのことであった。
 
清澄寺の入り口には朱色の仁王門が建っている。
1863年築でそんなに大きくはない。ダウン
清澄寺(せいちょうじ)には現役時代に一度立ち寄った記憶があり、それ以来である。
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写真は仁王像。ダウン
少しマンガチックなお顔が微笑ましい。
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札所を入って左に曲がると正面に大堂(本堂)、その手前左に祖師堂、右には観音堂、鐘楼などが建ち並んでいる。ダウン
境内は標高370mの清澄山(きよすみやま)の中腹にある。
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本堂への石段の登り口右に建つ観音堂は明治13年に再建されたもの。左下矢印
十一面観世音を安置。
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大堂(本堂)は摩尼殿の扁額が架かり1682年築。ダウン
771年に天台宗として開創され、鎌倉時代の最盛期には僧坊12、祠宮25を数えたという。
江戸時代には格式10万石、朱印500石であり真言宗智山派に改宗。
昭和24年さらに日蓮宗に改宗して大本山となる。
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写真は外陣。右下矢印
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写真は外から覗いた堂内の欄間。ダウン
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この寺は日蓮が1233年、12歳の時にこの寺に入り出家得度し、37歳の時に当山旭の森で立教開宗第一声を上げたことで名高い。
写真は本堂左手に建つ祖師堂で昭和48年に落慶。ダウン
安置する日蓮上人像は家康側室のお万の方の奉納と伝わる。
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