高倉観音を後にして木更津駅に向かって歩きはじめる。
すぐ近くの33号線の交差点から右折して緩やかな坂道を登って行く。
ダンプカーなどがひっきりなしに通るが、建物は何もない。
写真は33号線。
遠くに見える建物は「かずさアカデミアパーク」、向かって左の丘の中は高倉観音。ダウン
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坂を上り切ったところに前田道路の大きな建物。
ここから左折して23号線を木更津駅方面に向かいひたすら歩く。
途中、右手に矢那川ダムの雄大な景色が広がる。ダウン
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ダムを過ぎてからは単調な道を歩くのみ。
手元の地図の目印になる鎌足小学校まで随分と遠いのに驚く。
この地は「鎌足の里」として、藤原鎌足出生の地との伝説が伝わり、その鎌足により高蔵寺の本堂・塔などの伽藍が建立されたとの伝。

さらに歩き続けるが次の目印の北野神社までまたまた遠いこと。
予定していた一時間になろうとしたころようやく北野神社に到着。ダウン
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林の中の細く不規則な石段を登りきると社殿がひっそりと建っていた。左下矢印
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23号線から田圃のあぜ道を左に入ってしばらく歩いてゆく。
どこか谷戸のような風景が続く。ダウン
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右手丘の上に間暗寺(まぐらじ)という珍しい名前の寺が忘れられたようにポツンと建っていた。ダウン
臨済宗円覚寺派の寺院、山号は風谷山。
本尊は千手観世音菩薩で、先ほど訪ねた高蔵寺本尊の聖観音菩薩と同樹をもって彫られたので姉観音と言われ、子宝観音として信仰されているとのこと。
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さらに村落の中の道を歩き廻って能満寺を探す。
ようやく探し当てた能満寺は無住寺となっており、すべて閉ざされた本堂らしき建物があるのみ。ダウン
臨済宗円覚寺派の寺院、詳細は不明。
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ここから23号線に向かう道も竹藪が続き、子供の頃よく見た風景に出合う。右下矢印
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炎天下の中、駅を目指してとぼとぼ歩き、タクシー会社に☎しても断られる。
二時間を過ぎた頃ようやく木更津駅に辿り着いた。
私は健脚の方だが、この日は炎天下の上に少し寝不足のせいもあり、また行けども行けども目印にゆけないもどかしさも手伝って結構疲れ果てた。
観光案内所でもっと正確な情報が欲しかった。
当初予定していた時間よりも一時間遅れで武蔵小杉駅に戻る。