続いて海蔵寺を訪ねた。
1470年の創建であり、1641年に現在地に移転してきた。
江戸期には家光より10石7斗の朱印。
写真は山門。
浄土宗深草派の寺院、山号は荻原山。
本堂内には本尊木造阿弥陀如来坐像(1699年銘)や雲版を保存。
写真は本堂。
写真は鐘楼。
屋根裏の扇垂木が美しい。
写真は毘沙門天堂。
妙華堂は小ぶりな建物だが優美な造り。
石造五智如来も並んでいた。
墓地にあるという索麻塚(さくま塚)を探して、草取りをしていた御婆さんに聞くが知らないとの事。探すのを諦めかけた時ふと足元を見ると多くの墓石の一番手前に小さな石墓がありこれが目当ての「さくま塚」であった。
索麻塚は柴田勝家の勇将佐久間玄番盛政の墓であり、敗死した賤ケ岳合戦から家臣が密かに持ち帰って弔ったという。
名前を避けたうえ、さらに墓石の先端を斜めに切ってあり、その生涯の哀れさを誘う。