タクシーは見渡す限りの田畑の中を、北に向かって走り金蓮寺に到着。
ここでタクシーを降りて寺社を巡りながら吉良吉田駅まで歩くことにする。
 
金蓮寺(こんれんじ)は国宝阿弥陀堂があることで知られている。
この日、たまたま地元の自治体の方が数名見えていて、阿弥陀堂の屋根の茅葺をこの秋に葺き替えるので、その前に観光用の写真を撮っておくとのことであった。
写真は入り口から境内。ダウン
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国宝阿弥陀堂は桁行三間、梁間三間の一重寄棟造りの檜皮葺。左下矢印
1186年に源頼朝が父の菩提を弔うために三河守護安達九郎盛長に命じて建てさせた三河七御堂の一つであり、県下最古の建造物。
内部は中心にあるべき四天柱がなく、正面と側面に庇、周囲に落縁を廻らしている。
木像阿弥陀如来坐像を安置している。
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阿弥陀堂前には庭園風に池が設えてあった。ダウン
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本堂は境内の隅に建っている。ダウン
曹洞宗の寺院、山号は青龍山。
1340年に足利尊氏は青龍坊をこの地に移して金蓮寺とした。
本尊は不動明王。
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写真は経蔵。ダウン
写経大般若経が納められている。
室町時代の14251430年に書写されたという。
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写真は塀に沿って並ぶ石仏群。ダウン
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写真は鐘楼。ダウン
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金蓮寺を出て南に向かって歩いて行く。
見渡す限りの実った「麦秋」ならぬ「麦春」の麦畑の中、のんびりと歩いていると子供時代に帰ったような錯覚を覚える。ダウン
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