名古屋での二日目、また今回の旅の最終日は名鉄西尾線に乗って終点吉良吉田から上横須賀、西尾の寺社を巡ることにした。
 
名古屋から名鉄電車に揺られること約一時間、終点吉良吉田駅に到着。
もしタクシーがなければ歩いて金蓮寺に、もしタクシーがあれば幡頭神社を廻って金蓮寺にと考えていたが、駅前から電話をすると名鉄タクシーが拾えた。
吉良吉田はあの忠臣蔵の吉良上野介の領地でもある。
 
幡頭(はず)神社は吉良港のすぐ近くの高台にあり、車窓からは海が一望できたが境内からは樹木が遮っているため残念ながら見えない。
参道の石段が続いているがタクシーは社殿近くに横づけして頂く。
702年に文武天皇が社殿を建て、矛を納めてご神体としたと伝わる式内社である。
写真は鳥居から境内。ダウン
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写真は拝殿。ダウン
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祭神は建稲種命、大物主命、誉田別尊。
拝殿の裏に廻ると真ん中に本殿、左右に神明社本殿、熊野神社本殿が並び建っている。
本殿は三間社流造の檜皮葺で重文指定。
1580年に再建であり蟇股と内部彫刻は素朴な造り。ダウン
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脇殿として建っている神明社本殿は三間社出店造り。
写真一番右が神明社、真ん中が本殿、左が熊野神社。ダウン
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熊野社本殿は一間社熊野造りで同時期築。ダウン
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写真は境内の稲荷社。ダウン
社務所、境内共に人の気配がなく、静寂そのものの境内であった。
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