お知らせ
11日から一泊で名古屋に出かけます。
名古屋在住のT先輩は50余年続く友人であり、一献するのが今から楽しみである。
さらに今回は名古屋の西尾市吉良をメインに名鉄西尾線沿線の寺社巡りを楽しむ予定。
翌日は荒子観音、豊国神社、日泰寺なども巡りたいと思っているが、空模様次第で次回廻しとなるかもしれない。
よって二日間ブログはお休みとします。
               
萬松寺から西に歩いて行き石上寺を探すがなかなか見つからず、畑を通り過ぎようとして右を見ると、まさに民家の中に隠れるように参道があった。
細く長い参道には野花が咲き、鄙びた荒れ寺の風情が漂う。ダウン
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その参道の入り口に輪廻の石塔がポツンと立っている。ダウン
1491年造とのこと。
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参道を進むと草むした石段と崩れかかった質素そのものの山門。ダウン
山門の鬼瓦は1491年銘とか。
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狭い境内にひっそりと小ぶりの本堂が建っていた。ダウン
真言宗豊山派の寺院、山号は布留山。
創建は1474年であるが、一説に在原業平の創建と伝わるとありびっくりする。
これは長野氏の祖先が在原業平だったことから言われるのであろう。
元は箕輪城の鬼門除けとして建てられ、最盛期にはかなり大きな寺院だったのであろう。
今はその面影はどこにもなく、無住寺らしい鄙びた風情が旅心に響く。
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本堂前に石仏、石鐘などが並ぶ。ダウン
六地蔵石鐘薬師像(1474)、白衣観音の道標(1850)、などが何の説明もなく置かれていた。
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