館山市の寺社巡りの二日目はタクシーに乗って市街東はずれの大厳院、舎那院、国分寺を巡ってから館山東口まで行き、東口からバスに乗って石堂寺を目指すことにした。
 
まず訪ねたのは大厳院
鄙びた山門が良く似合う山寺の雰囲気。ダウン
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大厳院は浄土宗の寺院、山号は仏法山。
1603年雄誉霊厳上人の開山により創建。
雄誉上人は房総で30余寺の創建をし、中央区の霊厳寺を創建しさらに知恩院の中興の祖ともなった。
江戸期には42石の朱印寺。
写真は本堂。ダウン
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山門を入ると左に玄武岩製の四面石塔(219cm)と石製水向が立っている。左下矢印
1624年に異国で亡くなった戦没者の供養と平和祈願をこめて建立されたもの。
珍しいのは四面それぞれに朝鮮ハングル、中国篆字、和風漢字、インド梵字で「南無阿弥陀仏」と刻まれている。
徳にハングル字形は朝鮮国第四代王世宗が1446年に公布したが短期間で消滅した「東国正韻」式の字形で韓国にも無いとされる。
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角度を変えてもう一枚。ダウン
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境内には池が配され、どこか郷愁を誘う。ダウン
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また裏山と一体となった自然庭園も広がる。ダウン
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境内の石仏群。ダウン
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