313日より一泊二日で館山市の寺社巡りに出かけてきた。
以前から石堂寺を中心に館山の寺社を是非訪ねてみたいと思っていたが、少し暖かくなってきたこともあり思い切って出かけてきた。
 
館山には25年程前に千葉に勤務していた折り、56度訪ねたがいずれも仕事オンリーであり、常に車で移動していたためにほとんど記憶にない。
 
今回の旅はJR「南房総フリー乗車券」二日間で4620円を活用。
電車は千葉乗り換えの普通列電車のため三時間もかかってようやく館山駅に到着。
駅前から事前に調べておいたバスに乗ってまずは安房神社にと向かう。
 
バス停から人影の無いのんびりとした田舎道を南に下がると安房神社の参道に出る。
一の鳥居は昭和8年に立てられた白い鋼鉄製の明神鳥居。
横の社号標は東郷平八郎の揮毫。
参道は広く一面に砂利が敷かれ、両側は桜の木が続く。ダウン
イメージ 1
 
二の鳥居の右には御手洗池が広がる。ダウン
境内は広く実にゆったりとして気分に浸れる。
イメージ 2
 
社殿正面前に大きな岩があり厳島神社が祀られていた。
ここは磐座として社殿が建つ前の古より原始的な祭祀が行われていたという。
横には日露戦争記念碑など。ダウン
イメージ 3
 
正面に建つ拝殿は昭和52年再建の鉄筋造り。
安房国一之宮であり、延喜式神名帳には「安房坐神社」と記された古社。
拝殿に続く本殿は上の宮と呼ばれ、祭神は天太王命、相殿は天比理刀咩命の夫婦神。
すべての産業の総祖神である。
明治41年再建の神明造、屋根は檜皮葺。ダウン
イメージ 4
 
上の宮の後ろには岩がそそり立つ崖になっており、砂場などが配され清浄感がありどこか神秘性が漂う。ダウン
イメージ 5
 
右手の一段下がったところに下の宮が建っており、祭神は天富命、天忍日命。右下矢印
イメージ 6
 
上の宮の左手には横長の御仮屋が建っている。
例祭の折、近郷の9社の神輿を収めるためのもの。ダウン
イメージ 7
 
拝殿右手には末社琴平社が祀られている。ダウン
港町館山らしく航海の安全を守る神である。
イメージ 8