また16号線に戻り北東に向かってしばらく歩くと、やはり右手に長楽寺の参道が伸びていた。ダウン
かなり長い参道で歴史の古さが感じられる。
参道の左手には出羽三山供養塔が立っていた。
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参道の突当りに石柱門と正面に本堂。ダウン
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真言宗豊山派の寺院、山号は清瀧山。
鎌倉後期の創建とされ、永禄年間(15581570)に現在地に移転してきたという。
江戸期には真言宗の常法談林所が置かれ、末寺344寺を擁していた。
本堂は大正4年の改築だというが鉄筋造りで趣に乏しい。ダウン
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しかし境内の石仏、石碑などにはすべて説明板が付いており、親切心この上ない。
写真は地蔵菩薩塔。ダウン
1860年刻であり、ご丁寧に六道の辻と地蔵とのかかわりが書かれていた。
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室町時代中期の石造りの五輪塔があり、さらに歴代住職の五輪塔がずらりと並んでいた。
この五輪塔は高さ142cmで、空輪・風輪は一石で造られ火輪は軒の反りが少なく、水輪は大きな球形で梵字が刻まれており、地輪は高く1436年の銘が刻まれている。右下矢印
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写真は宝篋印塔で、1739年刻あり。ダウン
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境内には石仏群がかなり多く並んでいる。ダウン
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写真は本堂右手の客殿。ダウン
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さらに、ふと見ると本堂左手から回遊路の案内があり、それに従ってゆくと本堂裏に大師堂と共に素晴らしいて庭園が広がっており感激する。ダウン
無料でここまで見せて頂ける寺院は極めて少ない。
四季折々の花が楽しませてくれるとのこと。
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写真は大師堂ダウン
弘法大師と覚鑁を祀り、明治18年に建立。
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