銚子駅から総武本線に乗り一駅目の松岸駅に下車する。
駅前にはタクシー会社があるのみ。
利根水郷ライン366号線に入る一つ手前の道を西にと歩き、突当りにある三峯神社に立ち寄る。
江戸末期の安政末年に勧請された。
鳥居と小さな祠があるのみ。
祠の前にはご丁寧に石造狐が六基並ぶ。
366号線を横切ったところに雑木林が広がり八坂神社が祀られていた。
写真は鳥居と雑木林のだだっ広い境内。
この鳥居前から振り返ると参道が続き、はるか先に松の木と鳥居が見える。
実はこのあと海上八幡宮などを廻って駅近くに着いたときにまた鳥居のみが建っていた。不思議に思って聞くとこの神社の参道が延々と駅近くまで続いていたことが判りビックリする。
つまり三の鳥居まであることになる。
この鳥居には宇賀大神の扁額が架かり稲荷社も合祀されているのであろう。
社殿はまだ新しい。
366号線をさらに西にと歩き柴崎町信号を西にと入って行く。
そのまましばらく歩き右手の小路を入ると東円寺がある。
墓地が広がる境内には質素な本堂、庫裡が並んで建つ。
天台宗の寺院、山号は慈雲山。
養老年間に行基が創建と伝わり、1361年に中興開山。
本堂内には阿弥陀如来坐像(1678年造)を安置。
本堂前に朱色の薬師堂(二間四方)が建っている。
墓地のほかに石仏、力石などがある。
近年、境内より奈良時代の開元通宝が発見されたとのこと。
さらに近くの住宅街の中に子安堂がポツンと建っていた。
古くは地蔵堂として祀られていたが天保12年に現在地に移転と書かれていた。