今回の旅の最終日は大津駅前からタクシーに乗って三井寺に向かう。
今年の5月にこの同じメンバーで三井寺の境内はびっしりと廻ったのであるが、非公開であった光浄院、勧学院の特別公開に合わせて再度訪ねることにした次第。
到着したのが9時前と時間が早かったせいもあり、特別公開の初日にしては実に閑散とした境内であり、大変な混雑ぶりを予想していたので拍子抜けであった。
 
三井寺・光浄院1601年築、代表的な書院造であり国宝指定されている。
桁行七間梁間六間の一重入母屋造、正面は軒唐破附きの杮葺きの建物。
内部が撮影禁止なのは判るが、門の外からでも撮影禁止とは噴飯ものである。
写真は朝日新聞社「日本の国宝」よりコピーしたもの。ダウン
 
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すべて角材を用いて畳を敷き詰め、上座の間には床、違い棚、帳台溝を設け、間仕切りには色彩を施した襖を建てている。
また付書院、出書院と呼ばれる上段の間が突出しているのが特色とか。ダウン
障壁画、襖絵は狩野山楽筆で重文。
池泉式観賞庭園は池が客殿の広縁の下まで食い込み国名勝史跡。
この広縁は文字通り広くとってあり、庭園が裏山と一帯となっていることと合わせてゆったりとした気持ちにさせる庭園の造りになっている。
写真は「日本の国宝」よりコピー。
 
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三井寺・勧学院1312年築であり、講学の場、学問所として建てられたもので、光浄院とよく似た建物である。
こちらも撮影禁止であるが、玄関の外からはOKであった。ダウン
 
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現在の建物は1600年に毛利輝元によって再建されたもので国宝指定されている。
桁行七間梁間七間の一重入母屋造、正面軒唐破附きの総杮葺きで光浄院と共に日本を代表する書院造。
写真は「日本の国宝」よりコピー。ダウン
 
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内部は三列八室よりなり、南列の一之間、二之間には狩野光信の障壁画(重文)
写真は「日本の国宝」よりコピー。ダウン
 
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