村雨橋を観音堂方面に向かって歩くと、右手角に学問所として1312年に建立された修学院が建っている。
ここの客殿は国宝であるが拝観不可であり、山門から先は立ち入り禁止となっている。
1600年に再建された桁行七間、梁間七間の杮葺き書院造。
是非共、狩野光信筆の華麗な障壁画を見てみたいものである。
写真は門前から境内を写したもの。右手にかすかに見える唐門がそうなのであろうか。ダウン
 
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突当りに建っているのは微妙寺
三井寺の五別所の一つで994年の開基。
本尊は重文指定の十一面観音
往時には利益を求める参拝者があふれ、頭にかぶる笠がやぶれ脱げるほどであったので「はずれ笠の観音さま」「笠ぬげ観音」と言われる。
本堂は1776年築。ダウン
 
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微妙寺から観音堂へ向かう途中にひっそりと毘沙門堂(重文)が建っており、1616年築で極彩色の建物。
一間二間の宝形造の檜皮葺。
写真を撮り損ねたので、パンフレットから写したが不鮮明。ダウン
 
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石段を登ると観音堂を中心として百体堂、観月舞台、絵馬堂などが建って一つの伽藍を構成しており南院と呼ばれる。
写真は石段下からの風景。ダウン
石段の上に建つのは百体堂。
 
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石段を登るとすぐ右手に建っている袴腰鐘楼は、1814年築の入母屋造檜皮葺で本格的な造りである。ダウン
 
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観音堂1689年築の桁行九間梁間五間もあり、金堂につぐ大きな堂々たる建物。ダウン
西国三十三ケ所14番札所であり、いつも巡礼者で賑わっている。
本尊の如意輪観音は三十三年毎に開帳される秘仏であり、平安時代作の重文。
 
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写真は本堂前の立派な手水場。ダウン
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百体堂1753年築(写真左)。
懸け造りの観月舞台(写真右)は1849年の建立。ダウン
謡曲「三井寺」の舞台。
 
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観月舞台からは遠くに琵琶湖が見える。
真下に建っているのは地蔵堂。ダウン
 
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