日吉馬場の坂道を下った四つ角に大将軍神社があり、目指す市殿神社はその脇道を少し入ったところにあった。
市殿神社の祭神は山祇姫命。
日吉108社の一つで、「妙見さん」とも呼ばれている。
最澄の母、妙徳院を祀っていることで広く知られている。
しかし境内は思ったよりも狭く、社も極めて小さく拍子抜けの感あり。左下矢印
 
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大将軍神社の隣に門を開くのは生源寺
山門前は三叉路交差点になっており、車の往来が激しく、山門の写真は正面からは撮りにくかった。ダウン
 
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最澄による開山であり、また最澄の生誕地であり産湯の井が残る。左下矢印
 
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本堂にあたる別当大師堂。ダウン
 
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写真は鐘楼。ダウン
 
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京阪電車坂本駅を通り越してさらに少し下がったところに公人(くにん)屋敷がある。
延暦寺には徳川幕府から坂本1500石、下坂本3500石が安堵されていた。
また坂本は中世には門前町としてまた商工業都市として3000軒が建ち並んでいたという。
これらの所領を運営してゆくため、延暦寺の支配下のもと山門公人が、坂本の行政実務を執っていた。
公人は僧侶でありながら妻帯と名字帯刀を許されて、1721年の記録では公人は187名に及んでいたという。
ここは代々山門公人であった旧岡本邸である。ダウン
ただ残念ながらこの日は拝観不可であった。
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