日吉大社の西受付から出て旧竹林院にと向かうが、現在工事中で庭園ほか拝観不可であった。
国指定名勝の庭園は清流を廻らし木々、苔、築山、滝組を配し、二棟の茶室と四阿が建つという。
日吉大社の参道に当たる石灯篭が並ぶ日吉馬場を下がって行く。
この道は琵琶湖に向かって真っすぐに続いており、仲間の一人が函館の風景のようだとの感想をポツリ。
なるほどそういえば函館山山麓から海に向かって下る坂道と少し似ているようである。
その日吉馬場に沿って里坊が並んでいる。
写真は里坊の一つ。
律院に入る。
山門前には砂が敷かれて掃き目も入り清々しい。
比叡山・横川の総里坊である。
山門を入ると正面に庫裡があり、その奥に庭園を中心に堂宇が建っており思った以上に大寺であった。
また修行僧であろうか、数人の人が庭園の手入れをされていた。
1583年開創だが、ここは元里坊であった松禅院が荒廃していたのを昭和24年に再興された。
天台宗の寺院、山号は比叡山。
本堂は淀君が子鶴松の菩提を弔って建てたものを移築。
写真は祖師堂。
不動堂は複雑な建物であり、後ろに続いて建っている護摩堂は平成5年築と新しい。
境内には池が配された庭園が広がる。
写真は石組みの庭園。
写真は鐘楼。
さらに実蔵院、寿量院、薬樹院などが建っている。