東本宮に向かう途中に神輿収蔵庫が建っており、4月の「山王祭」で使われる7基の神輿が展示されている。
いずれも桃山時代から江戸時代にかけて作られたもので、重文指定されている。
写真は東本宮の神輿ダウン
 
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その前に三宮宮遥拝所がある。ダウン
ここから八王子山を登ってゆくと、急斜面に三宮宮(祭神は鴨玉依姫神荒魂)と牛尾宮(祭神は大山咋神荒魂)があるという。
それぞれの拝殿・本殿共に重文指定されている。
 
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写真は牛尾宮遥拝所。ダウン
 
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ぐるりと回って訪ねてきた山王七社の最後は東本宮と樹下宮である。
東本宮の楼門(重文)を入る。ダウン
一つの楼門内になぜこの二つの祭神があるのかと不思議に思っていたら、この二つの祭神はご夫婦とのことであり納得する。
楼門は三間一戸で157393年の再建。
 
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楼門を入ると真ん中奥に東本宮の拝殿・社殿、手前左右に樹下宮の拝殿、本殿が建っている。
こういう十字形の配置になった建て方も珍しい。
やはり夫婦神なのでそうしたのか、なかなか粋な配置である。
写真は樹下宮拝殿ダウン
三間四方の入母屋造檜皮葺。
柱間は四方共に格子や格子戸という変わった造りで1505年築。
 
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写真は樹下宮本殿ダウン
三間社流造の檜皮葺で1595年築。
いずれも重文であり祭神は鴨玉依姫神。
 
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さらに正面に東本宮の拝殿(重文)が建っている。ダウン
三間四方の入母屋造檜皮葺で吹きっぱなし。1595年築。
 
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本殿1595年造で国宝。ダウン
祭神は大山咋神。
桁行五間梁間三間の日吉造檜皮葺で、1595年築。
 
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本殿左手に亀井霊水が祀られている。ダウン
昔はここに池があり、伝教大師が参拝の折、霊亀が現れたので閼伽井としたという。
 
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本殿裏には早尾神社・大物忌神社。ダウン
 
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観てきた山王()七社のほかに中七社、下七社があるという。
 
東本宮の石段参道の先に二宮橋があり、これも同じく重文指定されている。
1669年造の花崗岩の石造反橋。ダウン
 
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