日吉大社参道の入口に建っている大きな朱の鳥居は山王鳥居と呼ばれる独特な形をしている。ダウン
「合掌鳥居」とも呼ばれ、神仏習合を表すという。
 
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いよいよ日吉大社の境内にと入って行く。
境内には大木が生い茂り静寂さが漂う。
全国3800の日吉、日枝、山王社の総本宮であり、通称として山王権現と呼ばれる。
2100年前の崇神天皇七年に、都の表鬼門を守るため都の方除け・災難除けとして創基されたという古社中の古社。
境内は牛尾山(378m)の麓に広がり、40万㎡の境内はすべて国指定史跡である。
魔除けの象徴として神猿(まさる)が祀られ、また神の使いとされている。
また天台宗の護法神である。
                                     
まずは西本宮にと向かう。
入り口に1586年頃に再建された重文指定の楼門が建っている。ダウン
三間一戸の入母屋造で丹塗り。
軒下の四隅に木造猿が置かれ楼門を守る。
 
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拝殿も重文指定。ダウン
方三間、入母屋造檜皮葺で四方は吹きっぱなし。
1586年の再建。
 
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本殿1586年造であり檜皮葺日吉造というここ独特の形であり国宝指定。
梁間五間、桁行三間であり1597年に改造されたと伝わる。
床下にはかって神事をした「下殿」と呼ばれる部屋があるという。
祭神は大己貴神。
前には木製狛犬が置かれている。
 
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西本宮の右横の門から出て宇佐宮に向かう途中の左手に大宮亀殿社がある。
その裏の高台で巫女さんが掃除をされていた。ダウン
 
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宇佐宮の祭神は田心姫神。
写真の拝殿は重文指定。
三間四方の入母屋造檜皮葺で1598年築。ダウン
 
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本殿も重文指定。
桁行五間梁間三間で日吉造、屋根は檜皮葺。
1598年築。ダウン
 
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さらに白山宮の社殿がある。
祭神は菊理姫神であり、拝殿、本殿共に重文であり、造りは宇佐宮とほぼ同じである。
写真は白山宮への参道。ダウン
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