8日は久しぶりの二日酔い気味であったが朝食後、上野市街の寺社・名所めぐりにと出かける。
伊賀の名所・名物と言えばまず伊賀忍者であろうか。
しかし我々の年代は鍵屋の辻の仇討であり、松尾芭蕉の生地であり、上野城の日本一高い石垣などである。
これだけ名所・名物の揃っている町はあまりないが、伊賀上野に三日間滞在してみて、これらが余り観光に生かされていないのではないかと感じた次第である。
 
午前中は時々小雨がぱらついていたが、午後からは雨も上がってきた。
まずホテルから程近くにある永楽館を訪ねる。
写真は白壁門構えの土塀。ダウン
上野城石垣の残材を礎石として使用したと言われる。
 
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写真は正面玄関と内庭。ダウン
 
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もともとは江戸期に生薬問屋を営んでいたが、明治6年に料亭「永楽亭」として開業し、野口雨情も遊んだと言われるが、昭和58年に廃業し、現在は生涯学習施設となっている。
南棟(欄間欄干に竹と扇の細工)、東棟(大広間は数奇屋造)、土蔵、門と堀の四件は国登録有形文化財。
写真は粋なガラス戸の部屋から玄関を望む。ダウン
 
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一階和室の天井も凝っている。ダウン
 
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写真は廊下。ダウン
 
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二階和室の大広間。ダウン
ここでの大宴会の盛り上がりの様子が目に浮かぶようである。
 
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二階和室の竹と扇の細工がされた欄間。ダウン
 
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写真は粋なガラス障子。ダウン
こういう料亭の一室で是非共、一度遊んでみたいものである。
 
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